つゆの作り方


蕎麦つゆの作り方は門外不出とする老舗も多い。

一般的な蕎麦つゆの作り方を紹介します。




かえしの作り方


醤油と砂糖と味醂をまぜたものを「かえし」と呼ぶ。

「かえし」を出汁で薄めれば蕎麦つゆになる。


@材料


 濃口醤油 1リットル

 砂糖   200グラム

 本味醂  200グラム


A加熱


 味醂を沸騰させ、砂糖を溶かす。

 醤油を入れ加熱する。

 加熱打ち切り温度により返しの風味が変化する。


B打ち切り温度


 70〜95度で打ち切る。

 高い温度ほど醤油の角がとれ、まろやかな味わいになる。

 保存瓶に移し、最低1週間寝かす。




出汁のとりかた



@材料(1人前)


 鰹節:7.5g

 水:100cc(かけ汁は400cc)


A出汁のとりかた


 計量した水を加熱し、沸騰寸前にかつお節を投入する。

 沸騰したら火を止め鰹節が沈んだらだしがらを漉す

 辛汁は一番だしのみを使うが、

 甘汁は二番だしも利用する。




つゆの作り方



@計量


 取れた出汁の量に対し、

 辛汁は1/3、甘汁は1/8の返しを入れる。


A加熱


 辛汁はだしと合わせた後、

 80〜90度まで加熱し密閉ビンに移し冷やす。

 鍋肌が熱いうちに移さない。

 鍋肌で沸騰すると、醤油の焦げた苦味が残ってしまう。


B再加熱


 辛汁は1日冷蔵庫で寝かし、水を張った鍋に

 耐熱瓶入りのつゆを瓶ごと入れ、火にかける。

 つゆが60〜80度になったら火を止める。

 冷めたら冷蔵庫で冷やす。

 寝かせる時間がなくても、再加熱を行う。